逆流性食道炎とは
原因
強い酸性の胃液や、消化途中の食物が食道に逆流して、食道に炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる病気です。
症状
胸やけ、口の中の苦さや酸っぱさ、胸の痛み、咳、のどの違和感、不眠などさまざまな症状がみられます。
炎症があっても症状がない患者さんもいます。
検査・診断方法
●問診
●内視鏡検査
炎症によるびらんや潰瘍の有無、重症度はどれくらいか判定できます。
重症度の判定には、粘膜の色調変化、びらん。潰瘍の大きさや広がりによって判定する「ロサンゼルス分類」がよく使われます。
●酸分泌抑制薬による診断(PPIテスト)
治療
★治療の中心は生活習慣の改善と薬の服用です。
★薬は一般的に胃酸を抑える薬、中和する薬、傷んだ粘膜を修復、保護する薬、胃の動きを助ける薬などを使用します。
★薬では、胃から食道への逆流を根本から治すことはできないため、治癒した後に服薬をやめると再発する方が少なくありません。そうした方では、薬を長い間飲み続ける治療(維持療法)も行われます。
治療の詳細は細野医院で
多くの方は、これらの治療で食道の炎症や症状は良くなりますが、まれに手術や内視鏡を使った治療が必要になる方もいます。
医療法人社団 正芳会 細野医院
〒502-0814 岐阜県岐阜市福光西3-9-13
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