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除菌後の経過観察の仕方

 

 

★ピロリ感染歴のある人は未感染者の150倍くらい胃癌になりやすい。

 

 ●除菌後にも胃癌発生の可能性が3分の1残る。

 

 ●除菌で胃癌のリスクが3分の1に低下しても、未感染者より50倍くらい胃癌になりやすい。

 

 

除菌後の胃癌の発見率は年0.23〜0.3%です。

 

 

★除菌を行うと、その後の萎縮性変化の進展は抑制できるが、除菌までの萎縮によって蓄積された胃癌発生リスクは残る。

 

★除菌時に萎縮が強いほど、その後の癌発生率が高い。

 萎縮が軽度の人の癌発生率は年0.04%、中等度萎縮は0.21%、高度萎縮は0.61%。

 

除菌後再感染の可能性は年間0.2〜2%です。

 

 除菌判定の間違い(偽陰性)や再感染を確認するために、除菌1年後に血清ピロリ抗体価の低下の確認を勧めします。

 

 

除菌後は最低1年に1回の胃カメラ検査をお勧めいたします。

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